STEP6　夏の終わりに　少年たちは　どこを目指す？

表紙にハシモトくんとイブシのツーショット。これを見て「ああ、イブシは美形だったんだな。そういえば」と思ってしまった。というくらい彼の言動は「かっこいい」からほど遠い。（そこも良し。）しかし今回はこれといって特筆すべき内容でなく、日常の３人が描かれているだけである。ただ夏休みという設定のせいもあってか、チロの実家が出てくるので、彼女は割と普通（もしくは普通よりちょっといい）家に住んでいるお嬢さんだという事が分かった。ちゃーちゃんは金持ちの子らしいし、考えてみれば小学校から女子校ならば私立であろう。それだけの経済力があるおうちの子という事になる。なんとなく世間ずれしていない、自分たちの世界だけでのほほんと生きてきた雰囲気の女の子たちのバックにあるものが見えてきた回だった。ゼリーであそこまで遊ぶのも、ある意味ヒマでなければ出来ない事だろう…。それに比べてハシモトくんは教習所のお金も自分でバイトして払うつもりらしい。バイクの免許を取ったハシモトくんが、これからどんな風に活躍するのか楽しみだ。イブシは免許取得ならず…。しかしこの足の怪我によって、朝の登校デートに変化がもたらされるんだよなあ。そう考えると、さして重要でもなく思えた今回の話は、今後の布石となるのかもしれない。