4巻
4巻
B6版 p192
過労のため倒れてしまった吉家(きっか)。運ばれた病院で、平良(ひらら)と真霜(ましも)は口論になる。病室で吉家に結婚を意識させようとする真霜だが、遠回しな言い方でしか、自分をアピールできない。一方、平良は吉家に自分の気持ちを言葉で伝え、思わずキスを。さらにお泊まりデートへ誘い…!? 高校時代の吉家と真霜を描いた、「隣の微熱」VOL.2も収録! なかなか告白できずにいる真霜は、吉家を夏祭りに誘おうとするが…。
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集英社マーガレットコミックス 2022年3月発売 桃森ミヨシ
4巻の感想
倒れてしまったきっかをめぐって、意見が対立する真霜くんと平良さん。二人の仕事に対するスタンスや考え方の違いが本当に逆だなあと思いました。きっかは職人として、平良さんに仕事の広がりや芸術面や精神面を育てられていて、真霜くんには仕事人としての対価をきちんともらうことと、社会人として仕事を成り立たせることを育てられてきたと思いました。どちらも必要なことだよね。
けど今のところ、真霜くんよりも平良さんによって広がった世界に目がいってる気がするなあ。きっかが今から和裁士として向上していきそうなのは間違い無いんだけど、そこには真霜くんの力が大きいことに気がついてほしい。と真霜びいきの私は思うわけです。
けど今の真霜くんじゃね…。自分的にはプロポーズの勢いで「結婚を考えてみろ」って言ったんだと思うけど、絶対伝わってません笑
きっかはまだ今の恋愛と仕事が楽しくてしょうがないから、現実的に将来をみすえている真霜くんの言葉は届かない。ていうかそれ以前に真霜くんは遠回しに言い過ぎ。平良さんは逆に直球で言葉で気持ちを伝えてキスもしてる。お泊まりデートにも誘ってる、結局行動的なんです。素直なんです。
二人ともヘタレではあるけど、真霜くんも平良さんの素直さがちょっとあれば告白できるだろうに、まだ道のりは遠い。真霜ファンとしては本当に頑張ってほしいんですけど〜。高校時代からの話を読むとよけいにね。一途で健気なんだもん。
次回は富裕層ひららさんとのオーベルジュデートだけど、今回はその準備とか、ドライブ中の様子とかすでに楽しい。そしてやっぱり平良さんのデートのしかたはスマート。お金もってて今まで女性とたくさん付き合ってきた人のソツがないやり方で、こういう面でもまだまだ真霜くんは負けている、、、がんばれ真霜くん!!!
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