14巻
14巻
B6版 p192
「起業して着物のアパレル会社をつくりたい」豪雨で水浸しになった真霜の家の片付けの最中、吉家が初めて口にした未来の夢。両親の姿や、平良との経験から導き出された全く夢物語じゃないその情熱に、真霜は「俺を雇わないか?」とノリ気。自分を支えようとしてくれる真霜、一方で、平良を支えることが全くできていない自分。仕事と結婚。吉家が未来に見るものとは!?
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集英社マーガレットコミックス 2025年7月発売 桃森ミヨシ
14巻の感想
あらゆる意味でたぎった巻
平良さんのバブみ全開の回想!!!
いいのかこれ笑笑笑笑笑笑
平良さん(年収数億、ハイスペ、かわいい見た目)だからこそ許される行為だし
きっかだから喜んでるんだよな〜〜〜爆
という奇跡のカップルだったことに気づく。
そもそも平良さんよ〜、きっかみたいな女性、いないよ。稀有だよ。
自分のなりたくない姿になっちゃうのが嫌とか、カッコ悪い自分が許せないとか、そんなせせこましいこと言ってる場合じゃなかったんだよ。
キッカみたいな変態、もう現れないよ。
離しちゃだめだよ。
いや当然、本人も離したくないだろう。
でももうキッカの心は離れ始めちゃってるんだよね・・・
むしろ、最初からひららさんのことは結婚を視野にいれてない相手だったんだって鹿西さんにつかれちゃって。
闇から抜けたキラッキラの笑顔の真霜も堪能できるんですが
面白いのは、真霜が言ってる
「俺を雇わないか?」とか
「いつまでもは待てないぞ 期限決めろ期限」
きっかの
「待ってて」
などは、これ全部「結婚」にもおきかえられるんですよね。
つまり、結婚をせまる女性と決めてくれない男性みたいな感じ。
男性はまだ経済力がないからプレッシャーや責任が重くて、仕事に実績が伴うまで待ってほしいという。
でも女性は「一緒になりさえすれば共にがんばっていけるじゃない」と思ってる。
これまんま、男性側はきっか、女性側は真霜くんの気持ちなんですよね。
ここから見えてくることは
結婚をせかしている方は決して生活の全部の面倒をみてほしいとは思ってない、ただ早く法的に一緒になりたいということ。
そして
結婚をせまられている方は必要以上に責任を感じプレッシャーに思っているということ。
男女逆の立場で、しかも結婚ではなく「起業」「仕事」というつながりでこういったやりとりが出てくるのが本当に面白い演出ですね。
きっかは、真霜くんと一緒にさくっと起業してしまえばいいと思います。
きっかのアイデアを信じてる、と言い切れる真霜くんは絶対にいいパートナーとなります。
そして二人はすっごく本心を言い合えてる間柄に見える。
ご飯を一緒に食べる時間は「安心感」もある。
最高の伴侶にもなれる条件がそろってる。
ただ、真霜くんのことを男性として再びきっかは見ることができるのか、ということと
真霜くんの最大の願い「子供を作る」ということに今はきっかが全く興味がないということ。
けっこうなハードルがあります。
そして、きっかが新しく作りたい会社のイメージは、平良さんが与えてくれた経験によるものですね。
お互いに新しい世界と刺激を求めている平良さんは、自分の与えたものが相手を成長させることがとっても好きそう。
実際きっかは平良さんがくれた経験でどんどんステップアップして、ここまできた。
起業のアイデアはすべて平良さんによるものです。
今回の話の真霜ときっかの会話は、結婚において
男女が相手の立場やプレッシャーをどれだけ理解できるかが鍵になるということを示唆してると思いました。
災害や街の変化、価値観や人々の生活の変化などを描く作品ではあるけど
根本的には「恋愛」と「結婚」のちがいという主軸があるように思います。
ただ「かわいい」だけで始まった恋から、周囲に言われて結婚を意識し、自分なりの結論を出した。←今ココ
きっかの思いは現代の若い女性の思いに通じるところが大きい。
結婚がすべてではない現代において、きっかのような主人公は少女漫画(女性漫画)には珍しいタイプだけど、ものすごく現代的だし、自分の幸せが何かという軸を持っておくことがとっても大切なんだなと感じます。
きっかがどちらかと結婚を決める時こそ、現代の結婚の意味の答えが見えるような気がします。
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